こんにちは。Fighting OLブログを書いている苗(なえ)(@nne_web)です。
会社員しながらブログを書いています。
営業部で10年事務職を務めてきました。
今は会社の新プロジェクトチームで、社内Web統括を担当しています。
最近9つめの資格を取得したわたしが、ウェブ解析士を受験して感じた難易度やこの資格に対する勉強のポイントを書いていきます。
全体的な感想を述べると、
結論から書きますと、ウェブ解析士を取得してよかったと思います。
わたしは一発合格できず、2週間後の再受験で合格しました。
試験の基本情報~勉強で絶対におさえるべきポイント、実際に取得して感じたことなどを書いていきますね。
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ウェブ解析士試験の基本情報
ウェブ解析士には以前まで初級ウェブ解析士と呼ばれており、ウェブ解析士協会が出している一番初心者向けの資格になります。
上位資格として、上級ウェブ解析士とウェブ解析士マスターがあるよ!
それでは以下にウェブ解析士の基本情報を書いていきます!
※今回は上級ウェブ解析士とウェブ解析士マスターについては、この記事ではとりあげません。
ウェブ解析士ってどんな資格?
この資格は、ビジネスのためのWebマーケティングの基礎知識とWebサイト解析方法や目標の立て方を身につけるための検定です。
ウェブ解析士を取得するべき人
この資格、どういう人のための資格なの?
例えば下記のような人がこの資格を取得すると、活用することができます。
- Web系の会社に転職したい
- Webの仕事を始めたけど、実務経験が少ない
- Webマーケティングの基礎がまだ理解できていない
- 営業をするにあたって名乗れる権威性が足りない
受験までにかかる費用
受験にあたって、必要になる費用としてはこのようになります。
ウェブ解析士協会が行う講座は受けず、試験のみにする場合のミニマムの費用だよ
ウェブ解析士は、講座受講(11,000円(税込))を受けてから試験という形でも受験できます。
わたしは講座は必要ないと判断して試験のみにしました!
- 受験料:17,600円(税込)
- 公式テキスト(2022年版):4,400円(税込)(PDF版のみ)
↑ウェブ解析士協会の公式サイトに入れます - 公式問題集PDF版(2022年版):2,475円(税込)(PDF版・紙の書籍どちらもあり。紙の場合は2,750円)
↑Amazonに入れます
【合計】24,475円(税込)
テキストは毎年改訂があり、3割程度の更新があるので新しいものを購入するのがベストです。
年末に発行されるので、年明け以降に受験を予定する場合タイミングを測った方がいいでしょう。
2021年以降はPDF版のみで紙の書籍はありません。
個人的には、テキストがPDFだから問題集も合わせてPDFにするのがおすすめ!
試験内容
- 選択問題テスト:60問60分
- レポート:選択問題に合格した後2週間以内に、課題に沿ったGoogleアナリティクスのレポートを作成して提出
合格ライン
ウェブ解析士協会は合格点基準を公開していませんが、70%が合格基準と言われています。
https://www.waca.associates/jp/qanda/16702/
合格率と取得者数
- 2021年の合格率は54%
- これまでの累計受講者数は約5万人
- そのうちウェブ解析士資格保有者は約1万人(2022年4月データ)
※ウェブ解析士協会の公式ページよりデータ引用
受験方法
2022年現在は、会場受験がなくすべてオンライン受験となっているようです。
好きな場所・好きなタイミングで受験することができます。
受験をサポートしてくれる講師を選んで申し込みをすると、2週間の期限内で受験ができるよ!
持ち込みできるもの
テキストや問題集・電卓・メモ帳の持ち込みはOK!(ただテキストを見る時間はほぼありません)
試験中に録画などを行うわけではないため、ウェブで検索して探すことも可能です。
ただ、時間との勝負になるため基本的にテキストは見ないで解けるようにする必要があります。
わたしの場合は上から回答していき、自信のない問題6~7問を残して最後にテキストで確認したよ
当日その場で試験結果が確認できる
合否と点数は、終了と同時に画面に表示されるので当日に確認ができます。
結果発表待つのってとてつもなく長い時間な気がするでしょ?
最後の回答を送信した瞬間、結果が見れたのはすごく助かったよ!
上級資格について
上位資格として上級ウェブ解析士、最上位資格としてウェブ解析士マスターがあります。
ウェブ解析士を取得してさらに必要性を感じて、上位資格を取る方もいます。
金額もかなり違うけど、やっぱりこれも必要なの!?
上位資格はレポート作成にも膨大な時間が必要になるから、仕事と両立する人などはけっこう大変そうだよ!
その分かなり実務に近いことは学べるみたい。
ただわたしはまだこちらは考えてないかな〜。
勉強方法
ここからは、わたしが実際にやった勉強方法でおすすめできる部分を抜粋してご紹介します。
流れとしては、
- テキストと問題集を2日で1章ずつ進める
- エクセルなどに単語の意味を入れながらノートを取っていく
- テキストの図の前後の文+問題の解答補足情報は要チェック!
- 計算問題には重点を置きすぎないこと
- 基礎用語についてしつこく繰り返して覚える
といったところをおさえながら進めます。
ウェブ解析士の勉強は、とにかく基礎用語だからね!!!
内容を細かく解説していきますね。
テキストと問題集を2日で1章ずつ進める
まずは、期間を決めて全体を進めるようにします。
テキストを2日で1章読み込み+その章の問題集を解くとすると、2日×8章=16日になります。
あまり細かいことを考えずに、このペースを保つことを優先してどんどん進めていきます。
最初に問題を解く時はほとんどわからないと思うけど、それで大丈夫!
単語ノートを作っていく
ウェブ解析士のテキストの文字量はかなり多めで、読んでいても眠くなってきます。
眠気防止策でもありますし、試験のときの検索用でもあります。
ノート作りは、試験時にわからない問題の確認用でもあるよ!
わたしが作っていたのはMacのNumbersで、こんなかんじです。
ノートと言ってもPDFのテキストをコピペするだけの簡単なものです。
テキストの図の前後の文+問題の解答補足情報が重要
テキストと問題集を1週したら、あとは問題集を繰り返します。
問題集で出てくる中にわかりづらいものがあればテキストに戻り、しっかりと読み込みます。
こういった図のまわりにある文章は重要なものが多いので、くまなく重点的に読みましょう。
テキストの文字量が多いので、あらためて読んだ時に頭に残ってなかった部分も多い。
このあたりを中心にしっかり読もう!
また、問題集の回答にある下記のような補足情報も超重要ですので、読み飛ばしがちですがしっかり読んでおきましょう。
問題集の2回目以降は、こういった細かいところも目を通していこう!
計算問題は重点を置きすぎないこと
最初に計算問題に身構えてしまう人は多いかと思うのですが、ここに重点を置きすぎるのはNGです。
60問のうち5〜6問しか出ない上、計算は難しいので時間もかかります。
テキストの問題を一通り解けるようにするのは大事ですが、時間をかけすぎないように注意してください。
基礎用語についてしつこく繰り返して覚える
ウェブ解析士試験は、基礎知識中心になっています。
専門用語を暗記して説明できるくらいに徹底的に覚えていきましょう。
ちなみに、わたしの1回目の受験の失敗はこれ。
・計算問題の勉強を頑張ったが、思ったより難しくて当日うまくできなかった
・計算問題の比率が低いことに気づいた
・計算に時間がかかり、基礎用語問題を考える時間が足りなかった
です。ぜひ気をつけてほしい・・・
実際にウェブ解析士受験してわかったこと
ここからは、実際に勉強して苦労したことや時間や費用など、やってみてわかったことについて書いていきます。
- 勉強時間:約180時間
- かかった費用:合計33,174円
(内訳:問題集2冊で3,474円+受験料17,600円+再受験料12,100円) - この資格の難易度:やや難関資格
わたしの出費は、テキストは知り合いからもらって0円。
問題集は、最新版を購入してからさらに再受験前に1年前のものも購入。
1年前の問題集でも内容がそれほど大きくは変わらなかったので、これは気休め程度だったかなと思ってる・・・
勉強時間については実は最初エンジンがかからず、毎日の勉強時間に差がありました。
3週間目くらいに本格的に開始してからは平日2時間+休日4時間ほどのペースを作りました。
1度目を失敗してからの追い込み時期では、平日4時間+休日6時間を2週間徹底しました。
再受験すると決まってから追い込みだったのだけど、この追い込み期間なくしては合格できなかったと思う
難易度については、IT系資格3つとGoogle認定資格4つその他2つを持っているわたしですが、この中で一番苦労した資格でした。
わたしの勝手な位置付けですが、超難関資格ではないけどやや難関資格だとしました。
この試験を受験した感想
検索でよくあるようですが、「この資格は本当に必要なのか?」と疑問を持っている方が多いようです。
その点では、わたしとしては確実に取得した甲斐がありました。
資格取得後に参加したWeb制作会社などとの会議で、理解できる範囲が広がったからです。
そもそも、Webについて学んでおくべきことの基礎がとても多いんです。
基礎を知らないでWebの話し合いに立ち会うと、用語だらけでついていけませんよ
急に実案件の解析やマーケティングをすることになっても、何をしたらいいかわからないですよね。
その前に、時間のあるうちに受験しておくのをおすすめします。
ただ、正直1年ごとの更新(更新費用6,600円+フォローアップテスト受験)については負担が大きすぎると感じます。
Web初心者としては必要だったと思いますが、1年ごとの更新をどのくらいし続けられるか?というと、正直しても3年くらいなのかなと思っています。
以上、ウェブ解析士を取得した個人的な感想でした。
受験する際は、この記事に書いたようなポイントを気をつけながら進めてみてね!
この記事が、これから受験をされる方の参考に少しでもなれば幸いです。
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【Webマーケティングの知識を噛み砕いて発信】営業100件超でWeb制作初案件粘り勝ち獲得、HP制作⏩社内Webディレクション|事務職を抜け出してWebマーケターの道を進む日々を発信します|仕事を楽しんで前のめりにやる人たちと一緒に成長したい✨|#CodeBegin (20.11)|#codolife 2期|
ちょっとの努力だと合格できないけど超難関資格ではないので、誰でも取ることはできる「やや難関資格」だと思っています!